学習法

中学受験の地理の覚え方|「位置ごと暗記」で得点源にする完全ガイド

中学受験の社会で、地理を「暗記ゲー」だと感じていませんか。川の名前、県庁所在地、山脈、工業地帯……覚えることは山ほどあるのに、テストになると位置を聞かれて手が止まる。これはお子さんの記憶力の問題ではありません

結論から言うと、地理の点数は「名前と位置をセットで=位置ごと覚える」だけで大きく変わります。入試の地理は「地図中のどこか」「何県を通るか」を問う問題がほとんど。だから、最初から位置と結びつけて覚えてしまうのが、遠回りに見えていちばんの近道です。

この記事では、中学受験の地理を得点源に変える覚え方の5原則と、カテゴリ別・学年別の進め方を、無料の3D日本地図アプリCHIZU QUESTの使い方とあわせて解説します。

🤔 なぜ地理は「覚え方」で差がつくのか

同じ時間だけ勉強しても、地理が得意になる子と苦手なままの子がいます。その差は多くの場合、暗記の「量」ではなく覚え方の「形」にあります。

苦手な子に共通するのは、「信濃川」という名前と、それが「どこを流れるか」を別々に覚えていること。名前は言えても位置が出てこない、位置は分かっても名前が結びつかない——という状態です。ところが人の記憶は、文字の羅列より場所や景色と結びついた情報のほうが残りやすい(記憶術の「場所法」が有名です)。だから、地図の上で位置を確認しながら覚えるだけで、定着はぐっと速くなります。

もう一つの落とし穴が「バラバラ暗記」です。川は川だけ、平野は平野だけを別々に覚えると、知識がつながらず忘れやすい。「山から川が流れ、河口に平野が広がる」というストーリーで覚えれば、一つ思い出すと芋づる式に他も出てきます。

回転・ズームできるCHIZU QUESTの3D日本地図。新幹線の路線が色分けで表示されている
3D地図で位置関係を「景色」として体験すると、白地図でも思い出せるようになる

🌟 地理の覚え方 5原則

地理の覚え方5原則の図解。①位置とセット ②地形から積む ③比較で束ねる ④白地図で出す ⑤翌日に復習の5ステップを矢印でつないだ図
覚え方の5原則。この流れを回すだけで、地理の暗記が定着する

原則1: 名前と位置を「セット」で覚える

いちばん大事な原則です。用語集の一問一答だけで覚えると、位置を問われた瞬間に失点します。必ず地図上で位置を指させる状態を目指しましょう。市販の白地図でも、地図アプリでもかまいません。「名前を見たら地図上の場所が浮かぶ」「場所を見たら名前が言える」——この双方向ができれば入試レベルです。

原則2: 「地形→人文」の順で土台から積む

覚える順番にもコツがあります。おすすめは山地・山脈 → 川 → 平野・盆地という地形から。「奥羽山脈から北上川が流れ、河口に仙台平野」のように、地形は互いにつながっているので土台になります。その上に県庁所在地・工業地帯・新幹線などの人文地理を載せると、「なぜこの平野に都市や工業が発達したか」まで理解が届きます。

原則3: 「比較」と「セット」でまとめて覚える

入試は単独知識より比較で問われます。「長さ1位は信濃川、流域面積1位は利根川」のように、ランキングやペアでまとめると選択肢を切れるようになります。関連する項目(信濃川→越後平野→上越新幹線)を一組で覚えるのも効果的です。

原則4: 白地図で「思い出す」練習をする

覚えたつもりでも、白地図に自分で書き込めなければ本番では使えません。インプット(読む・眺める)だけで終えず、「見ないで思い出す」アウトプットを必ず入れましょう。白地図に書く、位置当てクイズを解く——どちらも「思い出す」練習です。詳しくは日本地図クイズもあわせてどうぞ。

原則5: 「翌日の復習」で定着させる

暗記の定着に最も効くのは翌日の短い復習です。1回で完璧にしようと粘るより、今日15分・翌日5分のほうが記憶に残ります。忘れかけたころに思い出す作業を繰り返すと、長期記憶に移っていきます。

📘 カテゴリ別・覚え方のコツ

中学受験の地理は、大きく次の14カテゴリで整理できます。それぞれのコツと、位置を確認できるページ・アプリへのリンクをまとめました。まずは今週の塾の単元と同じカテゴリから始めましょう。

カテゴリ覚え方のコツ3D地図で見る
日本の川「山→川→平野」のセットで。長さ・流域面積のランキングは頻出川を表示
山地・山脈日本の“背骨”を北から南へ。中央高地の3山脈(飛驒・木曽・赤石)は必修山地を表示
平野・盆地流れ込む川とセットで。「濃尾平野=木曽三川」のように結びつける平野を表示
都道府県すべての土台。地方ブロックごとに、形の特徴(まさかり型の青森など)から固める都道府県を表示
県庁所在地「県名と違う県庁所在地」を最優先で。位置当てクイズと相性抜群都市を表示
新幹線通る県と分岐駅で。「盛岡で秋田新幹線が分かれる」など枝分かれに注目新幹線を表示
工業地帯太平洋ベルト上の並び順と、出荷額の大小をセットで工業地帯を表示
世界遺産文化遺産・自然遺産の区別と、都道府県の位置をあわせて世界遺産を表示
面積ランキング(琵琶湖→霞ヶ浦…)と所在県で湖を表示
半島・岬・海峡地図の輪郭で。半島の付け根と先端の岬をペアで覚える海岸地形を表示
高速道路本州四国連絡橋の3ルートは頻出。起点・終点の都市で高速道路を表示
旧国名現在の都道府県との対応で。名産・地名に残る旧国名に注目旧国名を表示

迷ったら山地・山脈 → 川 → 平野・盆地の地形3カテゴリから。地形の土台ができると、他のカテゴリの理解が一気に速くなります。

📅 学年別・地理暗記の進め方

学年進め方目安
小3以下親子で地図に親しむ。「新幹線でどこまで行ける?」など会話のきっかけに週末に10分
小4塾の単元と同じカテゴリで「位置ごと」インプット。まずは名前と位置を結ぶ週2回×15分
小55原則をフル活用。地形→人文の順で、比較・セット暗記まで踏み込む週3回×15分
小6苦手カテゴリだけを狙い撃ちで反復。白地図と位置当てで「出せる知識」に毎日10分

共通するのは「短く・毎日・思い出す」。まとめて長時間やるより、毎日の短い反復のほうが確実に定着します。

今日から「位置ごと暗記」を始めよう

CHIZU QUESTは無料・登録不要。14カテゴリ340項目を3D地図で回しながら、この記事の覚え方をそのまま試せます。

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❓ よくある質問

中学受験の地理の暗記はいつから始めればいいですか?

塾で地理が本格化する小4からが目安です。小4〜5は塾の単元と並行して位置を覚え、小6は苦手カテゴリの反復に。小3以下は親子で地図に親しむだけでも十分な下地になります。

白地図の暗記が苦手でも覚えられますか?

覚えられます。苦手の原因の多くは名前と位置を別々に暗記していること。先に立体的な地図で位置関係を体感してから白地図に書き込むと、景色と結びついて定着が速くなります。

地理の暗記でいちばん効果があるコツは何ですか?

名前と位置をセットで覚えることです。入試は地図中の位置や通る県を問うため、一問一答の丸暗記より、地図上で位置を確認しながら覚えるほうが得点に直結します。翌日の復習を足すとさらに定着します。

🛒 あわせて使うと効く教材

「位置ごと暗記」の5原則は、ひく・書くための定番教材があるとさらに回しやすくなります。

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テキストに出た地名を「その都度ひく」ための1冊。原則1(名前と位置をセット)の実践ツールです。

📓 Amazon・PR 白地図トレーニング帳

原則4(白地図で思い出す練習)の定番。書き込み→白地図再現の往復で定着します。

→ 教材の選び方は「地理が好きになる教材7選」で詳しく解説しています

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