覚え方・学習法
日本の海流の覚え方|黒潮・親潮・対馬海流・リマン海流と潮目
日本のまわりの海流は4つです。太平洋側は暖流の黒潮(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)、日本海側は暖流の対馬海流と寒流のリマン海流です。
覚えるコツは、海ごとに暖流と寒流を1組にすることと、暖流は南から、寒流は北からと向きをそろえることです。潮目や気候とのつながりまで、地図で整理します。
この記事の要点
- 暖流は南から北へ、寒流は北から南へ
- 太平洋側:黒潮(暖)・親潮(寒)/日本海側:対馬海流(暖)・リマン海流(寒)
- 暖流と寒流がぶつかる潮目は好漁場。代表は三陸海岸の沖
- 対馬海流は日本海側の雪に、親潮は東北の太平洋側の夏の冷えこみにつながる
🌊 日本のまわりの4つの海流

| 海 | 海流 | 暖流・寒流 | 向き | とれる魚の例 |
|---|---|---|---|---|
| 太平洋側 | 黒潮(日本海流) | 暖流 | 南 → 北 | カツオ・マグロ |
| 親潮(千島海流) | 寒流 | 北 → 南 | サケ・タラ | |
| 日本海側 | 対馬海流 | 暖流 | 南 → 北 | イカ・ブリ |
| リマン海流 | 寒流 | 北 → 南 | タラ |
黒潮は水の色が濃い藍色に見えることからその名がつき、親潮は栄養分が多く魚を育てる「親」にたとえられた名前といわれます。名前の由来とセットにすると、暖流と寒流を取りちがえにくくなります。
🐟 潮目とは
暖流と寒流がぶつかる場所を潮目(潮境)といいます。栄養分の多い寒流の水がプランクトンを育て、暖流の魚と寒流の魚の両方が集まるので、世界でも有数の好漁場になります。代表が三陸海岸の沖で、黒潮と親潮がぶつかります。
三陸海岸は入り江の多いリアス海岸で、波がおだやかなので養殖もさかんです。「海流+海岸の形」で水産業の問題につながります。
🌦️ 海流と気候のつながり
| 海流 | 気候とのつながり |
|---|---|
| 親潮 | 夏に東北の太平洋側へふく冷たい北東の風やませは、親潮の上を通って冷やされる。冷害の原因になる |
| 対馬海流 | 冬の北西の季節風が暖かい対馬海流の上で水蒸気をふくみ、日本海側に雪を降らせる |
| 黒潮 | 太平洋側の南の地方をあたため、冬でもおだやかな気候につながる |
雨温図から気候を見分ける手順は「雨温図の見分け方」にまとめています。
✏️ 一問一答8問
タップ(クリック)で答えが開きます。
Q1. 太平洋側を南から北へ流れる暖流は?
黒潮(日本海流)。
Q2. 太平洋側を北から南へ流れる寒流は?
親潮(千島海流)。
Q3. 日本海側を南から北へ流れる暖流は?
対馬海流。
Q4. 日本海側を北から南へ流れる寒流は?
リマン海流。
Q5. 暖流と寒流がぶつかる場所を何という?
潮目(潮境)。
Q6. 潮目があることで知られる、東北地方の太平洋側の海岸は?
三陸海岸の沖。
Q7. カツオやマグロが多いのは暖流・寒流のどちら?
暖流。サケ・タラは寒流に多い。
Q8. 日本海側の冬の雪に関係する暖流は?
対馬海流。海から水蒸気が上がり、季節風が日本海側に雪を降らせる。
❓ よくある質問
日本のまわりの海流は?
太平洋側に暖流の黒潮(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)、日本海側に暖流の対馬海流と寒流のリマン海流の4つです。
黒潮と親潮のちがいは?
黒潮は南から北へ流れる暖流で、親潮は北から南へ流れる寒流です。親潮は栄養分が多く、魚を育てる「親」が名前の由来といわれます。
潮目とは?
暖流と寒流がぶつかる場所です。プランクトンが集まり、暖流の魚と寒流の魚の両方がとれる好漁場になります。三陸海岸の沖が代表です。
海流の覚え方は?
暖流は南から、寒流は北から流れます。太平洋側は「黒(暖)と親(寒)」、日本海側は「対馬(暖)とリマン(寒)」と、海ごとに暖流と寒流を1組で覚えます。
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参考資料・出典
- 国土地理院「地球地図日本」(地図データ。海流の線は模式図)